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3. 画像処理の理解が必要

3.1 文字も画像データである


3.1.4 モニタに文字を表示する場合

 コンピュータ一処理の結果を見たり、実行時の状況を監視(モニタ)したりするには、紙の資源を使うプリンタよりも、一過性の表示装置であるテレビ用のブラウン管が便利でした。現在はLEDが主流です。文字表示専用で使うときは、キャラクタディスプレイと言いました。グラフィックス表示にも使いますので、現在ではモニタと総称しています。この表示もドットの集合です。発光単位のドットをピクセルと言います。画面領域の単位長さ当たりのピクセル数が画質の精細度を決めます。プリンタに比べると低い数です。初期の高解像度のモニタは、1画面が640×480ピクセルです。英字は1字当たり8×16ピクセルで80文字、漢字は16×16ピクセルで、40文字を行方向に表示しました。縦方向は、1.5 spacingで20行の表示です。一時期、ドットインパクトプリンタ組み込みのワードプロセッサ専用機が使われましたが、その印刷仕様は、上記の解像度を採用していました。

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