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3. 画像処理の理解が必要

3.1 文字も画像データである


3.1.2 行方向の寸法の言い方

 文書の印刷をするとき、鉛の活字を詰めて並べる工程が版組みです。このとき、文字や行間の空きにも活字相当の材料を使います。英語で言うspaceは、字形のない文字です。コンピュータでは空白として定義され、文字コードが決められています。コンピュータ制御で印刷された文書は、字形の無い箇所が「空白文字で埋められているのか」、「何も無いのか」の区別が分かりません。文字情報をテキストファイルに作成するときの原稿データは、この区別が必要です。タブと改行は、その区別に使います。英字の行並びを言うとき、1行分の高さ単位をspacing.と言います。行と行との隙間の寸法ではありません。一行分の文字並びを高さ方向に詰めるとき、single spacing, 1.5 spacing, double spacingの区別をします。日本語では、1行取り、1.5行取り、2行取りのように言います。

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