目次ページ   前ページ  次ページ

2. 実践的な資料管理

2.1 資料の区別を三通り考える


2.1.1 著作権を考える

 単純な思い付きで、何かの「情報を知りたい;データを集めたい;資料にも眼を通したい;自分の情感を交えて整理して報告したい;旅行に行くなどの行動に移したい」、このような衝動は、普通にみられます。この報文では、橋の話題に焦点があります。学問的な対応もありますが、趣味的な興味も下地にあります。筆者は「橋を絵柄に持つ郵便切手を集める;画家の作品(コピー)を集める;絵葉書を集める、新聞や雑誌の記事を切り抜いて保存する」、などをしてきました。ここまでの作業は、他の人が既に作成した資料を、自分が利用する材料として取り込む向きです。逆向きに、自分の主張や意見を一般の人にも見てもらう(公表)形体にまとめたいときは、どこかの機関を介して、論文や著作にして発表します。その機関を探すことも問題があります。通常は審査の窓口があって、すんなりと発表を許してくれるとは限りません。インターネットは、一般の人が利用できるようになりましたので、この制限の少ない発表の場ができました。これらの場面で、資料の階層を3段階に区別します。@オリジナル、Aコピー、Bコピーのコピー、です。この場面ごとに、資料の著作権のことを考えておく責任があります。具体的に著作権を尊重する態度を示す方法として、学術レポートでは、参考文献を付記することが礼に適います。画像を文章データに添えると、情報量が豊かになります。しかし、著作権の扱いは、まだ手探りの部分があります。

前ページ  次ページ