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1. データベースの解説

1.2 データベースに関連した用語


1.2.1 データベースの定義

 ここで、おさらい的な意義を持たせて、幾つかの専門用語の解説をしておきます。データベース(database)は、アメリカの軍事用語(Data Base)に源があって、空軍基地をAir Baseと言うのと同列に、「データの基地」の意味です。書籍だけに限らず、参考にしたい文献の出所と中身のあらましを、検索する目的を持った施設として出発しました。その民生向きの応用が、図書館で書籍の管理をするツールです。さらに、その発展として、一般企業での事務処理にコンピュータを私的に使う環境でも、種々の管理ツールに使うようになりました。データベースと同じ考えの用語にデータバンクがあります。こちらは、単純に、データ集合の意義です。コンピュータのソフトウエアで言えば、エクセル(MS-EXCEL)がデータバンク作成用です。データ項目を表の形で編集できますが、処理できる行数と列数とに上限があります。簡単な検索機能もありますが、複数のキーワードを組にして使うことはできません。一方、MS-ACCESSは、かなり高度なデータベースの検索機能を持っています。データの予備的な作成作業をMS-EXCELで行っておいてMS-ACCESS用に変換するのが実践的です。

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