目次ページ 前ページ 次ページ |
1. データベースの解説 |
1.1 データベースは大衆化に進んでいる |
1.1.2 画像を扱うデータベース作成の模索 |
NHKを始めとして、テレビ映像を放送している機関では、動画だけでなく、静止画も電子化しておいて、直ぐに放映できるようにする研究が進められてきました。その一つの試みは、2000年頃にパイオニアが開発した30 cmのレーザーディスクに、写真の駒取りの連続としてNTSC方式の映像で記録し、それを画像データベースのソフトウエアにする方式でした。しかし、映像の記録と再現方法が特殊でしたので、一般利用にまで普及しませんでした。もう一つの欠点として、NTSC方式のアナログ画像の表示は、解像度が甘いことでした。衛星放送が始まったのは2002年からです。しかし、デジタル化した画像データを再現するデジタルテレビの受信機が普及するまでは、解像度の高い画像を、パソコンと並列の環境で鑑賞することができませんでした。2000年以降、デジタルカメラに関連した技術が普及するようになって、デジタル画像の扱いが便利になりました。 |
前ページ 次ページ |