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HTML文書 作成の手引き

8. 目次と索引の作り方


8.1 ページ番号を使わないこと

 目次と索引とは、文書本体が完成した後での作業です。そのため、紙に印刷する文書は、本文のページ番号を必要としますので、目次と索引は、本文とは別のページ番号を切ることになります。雑誌の場合は、表紙から通しのページ番号を付けます。ページ数の少ないレポート形式の文書も通しでページ番号を付けます。目次も索引も付けないこともしますが、目次を付ける場合であっても、番号付きの章・節・項のリストで済まします。この場合の目次は、抄録としての目的があります。ややページ数が多くなるA4版の実用文書では、頭の項目と文書本体とに別のページ立てをすることもしますが、実践的にはコピーを依頼するときのページ抜けや重複の確認と、全体の文書量が何ページになるかが情報として必要です。実際の作業でも、目次や索引にページ番号を付けることは手間が掛かります。電子化文書の場合には、ページ番号を目次や索引に使うことができません。それに代わる数字に、筆者は章・節・項に番号を付けておいて、その番号を使います。HTML文書は、モニタをスクロールしなくて読める分量の文字数で項立てにし、項の単位でファイル化し、これをリンクして呼び出す単位にします。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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