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HTML文書 作成の手引き

4. HTMLタグの意味と機能


4.3 標準化された文字フォントを使うのがよい

 印刷文書の書式で重要なものが、活字(typeface)の、デザイン図形としての書体と寸法です。これをフォント(FONT)と言う概念で括ります。日本語の環境では、大きな分類は、明朝体ゴシック体(gothic)の二種です。出版社や新聞社では、自社固有のデザインを使っています。機械式の英文タイプライタでは、活字寸法として横幅1インチに10字入るパイカ(pica:12ポイント)が標準であって、やや小さめに12文字が入るものをエリート言いました。行詰めはどちらも1インチ高さ6行詰めを標準としていました。日本語のタイプライタもここれと寸法を合わせました。日本語の活字幅を全角と言い、英字はその半分幅(半角)で使うのがコンピュータでは標準です。モニタにシステムが表示するフォントをシステムフォントと言い、等幅のゴシック体を使います。WindowsではMSゴシックです。レーザプリンタが使えるようになって、プロポーショナルフォントでも印刷ができるようになりました。筆者は、元になる>Word文書には、眼に優しい等幅の明朝体フォントで作成しています。強調したい文字は、ゴシック体の代わりに太字>(bold)にしています。しかし、HTML文書は、モニタ上で見ることが目的ですので、デフォルトのシステムフォントで表示するようにして、テキストファイルから書体情報の方を消去しています。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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