目次ページ 前のページ 次のページ

HTML文書 作成の手引き

3. HTMLファイルの構造


3.2 複数のHTMLファイルに構成する

 手紙のような一枚ものの実用文書は、一つのHTMLファイルにまとめることができて、モニタ1画面を使うようにデザインされます。ページ数が多くなると、複数のHTMLファイルに分割して、インターネットでの送信単位を小さくします。オフラインの環境で使うHTML Helpは、複数のHTMLファイルのセットで構成し、ランダムに項目にアクセスできるようにします。この構成方法をWEB用に応用します。最初にアクセスする先頭のファイル名を決めます。筆者の場合にはtop.htmlにしています。ファイル数が多いので、文書の表題名を意味するような名前を付けたフォルダに、関連のあるファイルをすべて収めます。top.htmlには、表1の頭の項目にある表題・抄録・まえがきを含めます。目次索引は、ファイル名として、index.html, keyword.htmlとして別にまとめます。他のファイルと同じようにリンクを設定して呼び出して表示させるようにします。HELPの画面デザインでは左側のフレームに目次を表示して本文を右の枠に並べますが、表示が複雑になりますので、筆者はこの方法を採用していません。表1の文書本体は、章・節・項に分けて作文しますので、適当な単位で複数のファイルに分けて構成します。項目の見出しをファイル名にする代わりに、筆者は、chapterxxyyzz.htmlの形を採用しています。ここに、xx, yy, zzは、章・節・項に使う、または、その順を示す二桁の番号数字です。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

前のページ  次のページ