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HTML文書 作成の手引き

2. HTML文書への簡易変換


2.3 リバースエンジニアリングで勉強する

 一般的に技術を覚えるときは、見本を見て真似をすることから始めます。学ぶと言うのは、まねぶの転じた言葉と言われています。 style='font-size:11.5pt'>リバースエンジニアリング(reverse engineering)とは、工業製品やソフトウエア製品を分解するなどして中身を調査する分析方法を言います。これを行うこと自体は、原則的には合法行為とされています。しかし、調査した結果を真似て、利用するときには、著作権や特許について十分な配慮が必要です。HTMLファイルの作成でも、参考書の例題を真似して勉強することで覚えます。HTMLファイルでは、IEのメニューから、「ソースの表示」をクリックすると、元のテキストを見ることができます。ただし、スタイルシートはWEBサイト側でリンクされるファイルですので、閲覧ができません。この部分については、参考書などで勉強し、自分で開発しなければなりません。リバースエンジニアリングでは、良い見本を見ることが大切です。どれが良くて、どれが良くないかの判断も難しいのですが、一般論として、小中学生が喜ぶ派手な作品を避けます。意味の薄いマンガ風のイラストを実用文書に使ってあると、作者の知識レベルが軽蔑されます。実用文書では、ゼロックスコピーの利用も多くなりますので、モノクロでコピーすると区別ができなくなるカラーの使用を避けます。カラーでないと表現できない図(例えば地質図など)は、工業製図ではハッチングなどを使った表現方法を工夫しています。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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