HTMLのモニタ上の表示スタイルは、文書内容の本質は同じですが、元のWordの印刷表示スタイルとは変わります。元の表示が二段組み、三段組みであっても、WEBスタイルでは一段組みであって、本文の文字列はウインドウ画面横幅に合わせた自動改行になります。ページ区切りも無くなります。変換されたHTMLファイルは、実質がテキストファイルです。この中身を見るときはメモ帳で開きます。これには、白紙のメモ帳を開いておいて、HTMLファイルのアイコンをこの画面にドラッグアンドドロップ(drug and drop)する操作を覚えておくと便利です。この文字並びは、かなり複雑です。その理由は、一つのHTMLファイルですべてのスタイル機能を組み込むからです。機能として使うことがないスタイル情報も、大きな行数と文字数で含まれています。使わないデータを削除して、見易いコンパクトな形に直す方法を覚えることを勧めます。一般的な方法の一つがスタイルシート(*.CSS)の利用です。筆者の場合には、さらに、基本機能のテンプレート相当のHTMLファイルを使って、必要個所を追加するか変更して、多くのHTMLファイルの作成作業を単純化しています。後の項で例題のリストを示します。 |