書店に行けば、ホームページ作成用の参考書が多く見られます。その多くは、マニュアルの解説を教科書のように並べた編集になっています。首尾の揃ったHTMLファイルに構成するときの出発は、原稿文書のテキストファイルをテキストエディタ(メモ帳)で編集することから始めるのが定石になっています。このテキストファイルの拡張子を.txtから.htmまたは.htmlに直して、改めてこのアイコンをクリックすれば、IEがオフライン(off-line)で起動して閲覧ができます。しかし、初心者がここまでの作業を済ませ、意図したレイアウトで画面が得られるようになるまでには、かなり遠回りの勉強をしなければなりません。最も手っ取り早くWEB用ファイルを作成するには、Wordの機能を利用します。Word上で印刷レイアウトの表示にしておいて、写真の貼り込みや表を組んだ原稿を完成しておきます。この状態で、表示をWEBレイアウトにすると、HTML文書に直してIEの画面に表示される文書スタイルを見ることができます。HTMLファイルに変換するには、「ファイル→名前を付けて保存→WEBページ(*.htm,*.html)」と選択して保存します。そうすると、Word(*.doc)と同名のファイル名が付いたHTMLファイルが同じフォルダに作成されます。手作業でテキストファイルを作成するとき、例えば、タグであると区別する半角文字の < と > は< と > に書き換えなければなりません。この作業は鬱陶しいことと、ミスタイプも起き易いのです。Word原稿から自動でHTMLファイルに変換すると、元の印刷レイアウトとはかなりスタイルが変わりますが、変換全体でエラーがありませんので、そのまま使うこともできます。しかし、テキストの文字並びが複雑ですので、これを短く、簡単にします。この作業がHTML文書作成の勉強になります。 |