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HTML文書 作成の手引き

1. 文章原稿の作成


1.1 作成作業の道具と技能

 身体(からだ)、特に手を使う作業全体を技術と言います。技術には三つの要素があります。道具技法技能です。スポーツは、身体全体も道具として技術を磨きます。文書を作成する道具は文房具(stationery)と総称しますが、これにパソコン装置一式がハードウエア(道具)として必需品になりました。そして、パソコンを使いこなす技法と技能とが要求されます。技法は、ソフトウエア、平たく言えばプログラムと、その使い方です。作業は二段階で行われます。第一段階が、原稿作成です。テキストエディタワードプロセッサ(ワープロ)を主に使います。Windows系のパソコンでは、前者にメモ帳(NotePad)、後者にWordを使います。第二段階は、原稿ファイルからHTMLファイルに変換する作業です。このとき、ホームページ作成用に、市販のソフトウエア(例えばIBM社のホームページビルダー)もありますが、無くても、メモ帳とWordで作業ができます。なお、ソフトウエアと言うときは、プログラムだけでなく、マニュアルなどの参考書も、意義に含めます。HTMLとCSS用語辞典は必需品です。これも書物の形だけでなく、電子化文書の利用ができます。作成したHTMLファイル構成に文法エラーが無いように注意しますが、この全体検査に筆者はHTML Help Workshopを使っています。これはMicrosoft社からダウンロードできます(2011年のところ英語版しかありません)。三つ目の要素が技能ですが、技能の大部分は、キーボードのタイピング作業です。技能は上手下手がありますので、自分の責任で覚えます。文字を扱う作業は、マウスを使う頻度よりもキー操作が多くなります。二つ上の項で説明したキーボードショートカットをマスターしておくことを勧めます。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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