- 章節項の見出し語は、番号数字を含めた文字列として、行の左に詰めます。セルの白地の作業領域は、用紙の印刷領域を示していて、用紙上では、左側に既に空白があります。必要以上のインデントを使いません。表題などを中央揃えにしたいときは一行分幅、すべてのセルを結合します。
- 行番号5〜10のデータは、枠線を使わない表形式を意識しましたので、4セル文の空白を左側に入れてあります。文字列の書き出しはE列ですが、文字数分のセルを結合していません。
- その右の変数記号は、2セルを結合して、文字並びは中央揃えです。
- 半角のイコール記号は一つのセルを使い、中央揃えです。左右の文字並びと隙間が釣り合わせます。また、イコール記号の位置は、行方向に縦に揃えてあります。
- その右の数値は、4セルを結合して、中央揃えで表示しました。小数点位置を縦に揃えたいときは、小数点以下の桁数を揃えた書式にして右揃えで表示させます。
- 技術計算で扱う数値は、一般的な習慣として、有効数字は5桁、長くても7桁に抑えます。大きな整数、または、小数部が多くなる場合は、指数表示、例えば2.1E+12のようなスタイルです。これはコンピュータ寄りの表記ですので、一般的な文書には使わないようします。例えば(…×106)のように表します。この指数部分を、単位記号並みに文字表記にします。
- 数値には単位が必要です。単位系の取り方で小数点位置が移動します。図3では、セルを結合しないで、W列から左詰めに記入してあります。
- 計算書では数式通りに数値を表示した計算式を示すのですが、そこで使われた単位表示は結果表示の単位系に合わせるような調整を加え、専門ごとの習慣で決めている単位表示を使います。数値は、3桁単位で区切るのが見易いのですが、この単位は、長さではキロメートル・メートル・ミリメートル、重さではトン・キログラム・グラム単位の表示を切り替えるときの小数点位置に関係します。したがって、例えば、ミリメートル単位の長さをメートル単位で表すとき、小数部の桁数を3に揃えます。仮に、切りの良い6 mの寸法であっても6.000と表示します。
- EXCELは、セルの書式設定の初期値が標準になっていて、小数点位置の区別をしませんので、セルの書式設定は、専門ごとの習慣を守るように、こまめに指定する必要があります。
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