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EXCEL文書作成の手引き

2. 文書としての書式と体裁


2.1 複数のワークシートを使い分ける

 エクセルの文書作成の作業(ワーク:work)単位がシート(sheet)です。(以降、シートと略記します)。全体を一つのシートで済ますことができる場合もありますが、実践的には複数のシートの集合(ブック)にします。その主な理由は、セルの寸法と使い方が全体として同じにならないことです。エクセル本来の表計算機能を使う場合、例えば、セル間で行または列方向にドラッグ操作でコピーする場合、複数のセルを結合したセル間では正しく機能しないことがあります。レポートとして、計算式が示している順に数値を代入して計算するときは、掛け算記号・イコール記号・単位表示、さらには分数表示に罫線やアンダーラインを使う、などをします。図2を部分的に拡大した図3を例として説明します。


図3 幅の狭いセルを升目のように使うと良いレイアウトがデザインできる
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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