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5. 錯覚と錯視を避ける作図技法

5.2 隠れ線と隠れ面


5.2.3 モニターの機能を使う隠れ線隠れ面処理

図5.3 ダブルトーラスの隠れ面作図
 図5.3の形状は、小単位の近似的な四角形図形の合成で表した立体的な曲面の表示です。この四角形の4点の空間での座標は、代数式で与えることができるのが特徴です。視点との相対的な位置関係から、見える側の四角形だけを対象として、視点からの距離順に番号を付けます。視点から遠い順に、この四角形の外形線を描き、四角形の面を或る色で塗りつぶす作図をすると、油絵の上描き操作になって、結果として隠れ線と隠れ面処理ができて、立体図形の作画ができます。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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