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5. 錯覚と錯視を避ける作図技法

5.1 三面図


5.1.4 展開図を内側に折り込む

 図5.3は、外側に図柄がある紙箱の展開図です。この展開図から逆に図を内側に折り込む箱を考えます。これは、居住空間の内面を展開図に描く操作の逆と考えるこができます。第一角法の原理は。立体図形を居住空間の中に置き、居住空間の天井、床、四方の壁面を投影面として投影図を描きます。この投影図を展開図のように開いた図形の組みが、第一角法の図の配置原理です。

対象物

紙箱の内側に投影図を描く

箱を開いて展開図にする


図5.5 第一角法の投影原理は箱の内側面に投影した図から展開図を作成したものになる
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2012」

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