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23 道具としてのコンピュータ

23.4 基本的な技能


23.4.5 ユーティリティプログラムの利用

 ユーティリティ(utility)とは、或る限られた機能だけの実行を目的とした、通常は単独に実行できる小単位のプログラムを言います。コンピュータシステム側がサービスとして用意してあるプログラムがユーティリティです。検索のときには、アクセサリ、またはアプリケーションで探します。例えば、ワードプロセッサ(WORD)を実行しているとき、脱線的に電卓を使う、簡単な文章をメモ帳にコピーしておく、などの使い方をします。他のソフトウエアで扱うデータを、システム側が持っているクリップボードを経由して利用する使い方が最も多く、そのときの操作に、上で説明したショートカットキーを使います。図形データをWORDに貼りこむときなど、事前に図形データを簡単に拡大・縮小・切り貼りなどの編集用にはペイントがあります。デジタルカメラの映像を編集する、欲張った機能のあるソフトウエアが多く出回るようになりましたが、筆者は、Microsoft Photo Editorを使っています。デスクトップ全体をグラフィックスデータとしてシステム領域のクリップボードにコピーする方法はシステム側で準備してあって、キーボードにあるPrintScreenキーを使います。キーボードの種類によって、キーの位置も使い方も異なることがあります。ユーティリティプログラムと丁寧に言うときは、システム管理用のプログラムの意義があって、ディスクのフォーマット、バックアップ、復元などを含みます。
2009.11 橋梁&都市PROJECT

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