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18. 平面図形諸量の合成

18.2 離散と連続の調整


18.2.5 フォントの選択も重要であること

 パソコンのOSがWindows系に移行したと同時に、英数字のフォントも、それまでの等幅フォントからプロポーショナルフォントが標準になりました。これは文書の作成には必須の道具ですが、モニタとプリンタに出力するときに、かなり重たい処理を背負うことになりました。計算書の印刷に使うフォントの選択も重要な要素です。計算書は、等幅フォントを使います。その理由は、小数点、コンマ、スペース、数字とが同じ文字幅になり、数字並びを縦に揃えることができるからです。表18.2では、MSゴシックを使っています。数字は、表枠の中で中央揃えにしましたが、右揃えに設定すると、小数点位置が縦に揃います。EXCELの標準フォント設定はMSPゴシックです。この記号Pはプロポーショナルフォント意義の命名規則ですので、Pの無い方に切り替えます。等幅フォントにすると、文字列も意図的に縦に揃えることができます。英数字は半角、漢字は全角幅で横幅寸法を計算できますので、例えば、記号の×=などの位置を縦に揃えることができます。ただし、これは実際のモニタ上と印刷では微妙に狂うことがあります。これは表示画面のピクセル密度がフォント密度で割り切れないことが原因です。
2009.6 橋梁&都市PROJECT

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