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18. 平面図形諸量の合成

18.1 図形構成の手順


18.1.2 作図ソフトと似ていることと異なること

図18.2 小判型のコンクリート橋脚断面の図形を合成した作業画面例
 前ページの図18.1は、市販の作図ツールを使えば、ずっと見栄えのよい図が作成できます。この図を作成するツールは、パソコンのモニタ画面を作図画面に使うと同時に、座標読み取り装置(デジタイザ)の機能を持たせたツール(Section Builder)で作成したものです(図18.2)。座標読み取りの精度はピクセル座標を元にした離散値でしか得られませんので、細かな数値の変更は、キーボードから修正入力をしなければなりません。作図の対象は、閉じた図形領域だけであって、寸法線・文字・記号の描き込みをしません。図18.1にある数字は、描いた基本図形の区別に使う管理番号です。図形の描きこみ方法は、一般的な作図ソフトと同じですが、その図形の座標と寸法を内部的に保存するようになっています。管理番号を元にこの数値を変更すれば、修正された図を描き直します。カラーを使って領域を塗り潰すと、図の境界が分からなくなりますので、線図で描くようにします。
2009.6 橋梁&都市PROJECT

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