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12. 積み木モデルでの面の干渉

12.3 面を周回する辺構造の調整


12.3.7 面単位のツリー構造に分解する

 一つの面の辺ループ構成は、一つの外周ループを親とし、複数(0を含む)の穴ループが子として持ちます。図12.8で言うと、二段までのツリー構造です。図12.7では、ツリー構造が4段できます。或る外周ループ(親)に別の外周ループが子として繋がっているときは、子のループを削除し、その子に繋がる孫ループを親ループに繋ぎ変えます。同様に、或る内周ループが子・孫関係になっているときは、子に当たる内周ループを削除し、孫ループを親ループに繋ぎ変えます。外周ループが内周ループの子の関係になっているときは、その親子関係を解消して、その外周ループに子ループをつなげたまま、独立させます。このようにすると、複数の独立した面単位ができることがあります。図12.7の最上段の構成は一つの例です。元になった面セルの幾何学的な特性をコピーした新しい面セルを追加し、そこに辺ループのデータを構築します。
2008.12 橋梁&都市PROJECT

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