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11. 二平面の交差計算と応用
11.3 二面の交差線を計算するアルゴリズム
11.3.8 頂点と面との相対的な位置関係を判定する
或る面に属する辺が、相手側の面と交差が生じる可能性があるのは、辺の両端にある二頂点が互いに対象面の反対側に位置するときです。まず、１頂点についてのステータスコードを求めます(図11.4)。面のセルには面を表す代数式(Ｆ=ax+by+cz+d=0)のパラメータを保存してありますので、それを利用して、(x,y,z)に点の座標を代入して点と面との符号付距離Ｆを計算して、ステータスコードを求めます。面と頂点との距離がしきい値以内のときは、その頂点が面上に在るとします。頂点の、面に対するステータスを、ISTとします（図11.4）。整数モードで、面の正側(4)、面上(2)、負側(0)として、頂点セルの作業領域を利用して保存しておきます。この計算は、面Aと面Bとを入れ替えて、相対的に求めます。