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10. 幾何モデルのデータ構造の概説

10.1 文書にするときの書式


10.1.3 言語によって左右が違うこともある

 一行の文字数が多くなるときは、適度に改行をして複数行に直します。これが、結果として列を構成し、表のスタイルが決まります。これがリストです。この説明には、文字を左から右に書くことを前提としていますが、アラビア語では右から左に書きます。日本語も縦書きでは列を右から始めます。表の形にする文書は、成分の並べ方は単純ではありません。ここでは、文字を左から右の横書きをすると約束しての説明です。形式Aの場合、頂点単位で改行すると、X,Y,Zが独立した縦列に並び、列数は3です。形式Bでは3行を使うことが標準ですので、一行に入りきれない場合の扱いが厄介です。上の二種類の形式は、書類(リスト)にしたときの見易さを基準として選びます。しかし、テキストエディタを使ってデータの編集作業をすることを考えると、頂点単位のデータの追加・削除・並べ換えには形式Aの方が便利です。つまり、行単位でグループを構成するように、表の成分を並べるのが標準です。そして、これを暗黙の約束として、多くのソフトウエアが組み立てられています。
2008.10 橋梁&都市PROJECT

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