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8. 二直線の交点計算と応用

8.1 最も基礎的な算法


8.1.3 無限に伸びる直線を考えない

 幾何学的要素の直線は、直線上の位置を表す抽象的な概念です。図形としての線分は、両端点で定義します。無限に伸びている直線を表す場合であっても、その端点が、実用的な世界座標の外縁に在ると約束することで、無限大の数値を扱わないようにします。直線が世界座標の範囲の外に在る場合は、最初から検討の対象から外します。また、二直線の交点も世界座標の範囲の外にあれば、平行でない場合であっても、交点が無いと約束します。そうすると、二直線の交差判定は、最初から有限長さの二線分の交差判定を考えればよいことになります。
2008.8 橋梁&都市PROJECT

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