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7. コンピュータグラフィックスの基礎

7.4 作図装置の制御


7.4.4 デバイスとしてのクセがあること

 Windowsの環境で利用するモニタ上への作図命令は、細かな作図をさせる機能が十分ではありません。例えば、破線・点線を指定して線が描けるのは、線の太さとして最小ピクセル幅のときだけです。太い線を指定してあるときは、破線・点線の指定が無視されて、すべて実線で引いてしまいます。このような、ハードウエア的な特徴を弁えながら作図を制御しなければなりません。コンピュータグラフィックスでは、多様な作図技法に対応させるため、かなり手の込んだライブラリを使います。GEOMAPでは、基本的な機能だけを使うように簡素化した作図命令にしてあります。
2008.7 橋梁&都市PROJECT

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