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7. コンピュータグラフィックスの基礎 |
7.1 投影法の原理 |
7.1.6 作図装置は装置座標系で制御する |
古典的な初等幾何学は、座標系を使いません。手描きで用紙に説明用の円や三角形を描くとき、座標系も長さの単位も約束しません。工業製図の図面に寸法数値を書き込むときは、寸法単位の約束を必要とします。何も単位を書かなければmm単位であると決めています。投影面は座標を持ちませんので、幾何モデルの寸法は、或る基準位置から物差しを当てて測れるように記入します。これが座標系の考え方の最も原始的な導入です。しかし、原点という概念を使いませんし、寸法数値に負の数も使いません。座標幾何学は、原点の定義と、負の数も含めて座標位置を言うことから始まると言うことができます。作図装置に幾何モデルの図形を描かせるときは、作図装置の画面を投影面に見立て、その上に直交座標系を設定し、その座標値を指定して描きます。そこに至るまでに多くの座標系の「考え方・定義・応用」を踏まえなければなりません。
2008.7 橋梁＆都市PROJECT |
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