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6. 幾何モデリングの序章

6.3 幾何モデルの作成


6.3.9 平面図形モデルから立体モデルへの変換

 設計図に描いてあるのは平面的な図形です。我々はこれを見て立体的な構造を想像することができますので、実際の対象物を作ることができます。これは、すごく知的な人の頭脳の働きに負うのであって、人工頭脳のコンピュータにはできません。しかし、簡単な例として、平面モデルから、2.5次元モデルを作る方法があります。これは、英語の two-and-half modelが原義です。地図モデルの各領域に高さの情報を与え、霜柱の成長のように各平面に個別の高さの情報を与えて持ち上げたような立体図形を作ります。高さ方向(z軸方向)は+側だけの半世界を考えますので、この呼び名を使います。統計データを図的に表すときによく見かける図です。
2008.6 橋梁&都市PROJECT

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