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5. 土木工学と曲線 |
5.3 緩和曲線 |
5.3.4 クロソイド曲線 |
![]() Cornuの螺旋の性質を求める基本式は、フルネ・セレの公式に加えて、曲率変化が一定という条件を加えます(島田静雄、CAD.CGのための基礎数学、共立出版、2000、pp147-148参照)。曲線上の或る点での接線方向から、次の微小区間進んだ位置を求める式を導いておいて、尺取虫的に順々に座標を求めて繋いでいけば、螺旋の軌跡を描くことができます。精度を高めるためには、曲線に沿って測った弧長と弦長との長さの差を補正し、長さの差で生じる角度の差も補正します。図6.5は四回り1440度の螺旋を多角形近似で描いたもので、プログラムはGBASICで記述してあります。作図目的のために数値の精度を抑えてありますが、プログラム文がたったの16行であることに注目して下さい。 ![]() 図5.3 クロソイドの作図(GBASIC実行例) 2008.5 橋梁&都市PROJECT |
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