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3. 図形要素間の演算

3.3 代入文の解釈


3.3.5 図形間の代入文の約束も感覚的に決めたこと

 線分・円・矩形・球・直方体は、図形としての性格が強い型です。これら型の間で使う代入文は、右辺値の図形の性質を、左辺値の図形の性質に取り込む変換を行わせます。例えば:
  • 「線分=線分」は単純な代入ですが、次元が異なる場合は投影変換です。
  • 「線分=円」または「線分=球」は、x軸に平行な直径分の線分を求めます。
  • 「円=線分」または「球=線分」は、その線分を外接する円または球を求めます。
  • 「線分=矩形」または「線分=直方体」は主対角線を線分とします。
  • 「矩形=線分」または「直方体=線分」は線分を対角線とする矩形または直方体を求めます。
  • 「円=矩形」または「球=直方体」は外接する円または球を求めます。
  • 「矩形=円」または「直方体=球」は円または球を囲う正方形または正六面体が得られます。
  • 「直線=線分」は線分を無限に伸ばすことです。「線分=直線」は定義しません。

 10 REM Generate Random Rectangles "RectAndEdge"
 20 CLG
 30 DEF2PT P:DEF2BX B:DEF2ED E
 40 FOR I=1 TO 100
 50 LET P1=800*RND(0)-400,600*RND(0)-300
 60 LET P2=200*RND(0)-100,200*RND(0)-100
 70 GROFF: P2=P1+P2 : GRON
 80 E=P1@P2 : B=E
 90 NEXT I  
図3.1 乱数で線分を作って、代入文で矩形を作図した例
2008.3 橋梁&都市PROJECT

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