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12. 実用文書作成と話し方

12.4 エピローグ


12.4.9 検索サービスが今後の課題であること

 インターネットの利用は、GoogleやYaHooなどの検索サービスが強力になりました。しかし、検索方法を工夫すれば、希望の情報が得られると考えていることが、必ずしも現実的では無くなっています。検索のヒット数が多くなると、順位の下の方まで項目に眼を通すことができなくなります。したがって、専門ごとに、お助け的な窓口で情報を整理してくれるサービスが要望されるようになっています。従来から、図書館などは検索サービスをしてきましたし、それを助けるデータベースサービスの機関も活動しています。これをコンテンツサービスと言います。室内の環境でインターネットの閲覧をするときは、かなりの字数の情報をパソコンのモニタ画面で見ることができます。iPadのような携帯端末ではさらに画面が狭いので、そこで利用できるコンテンツをどのように準備するかが問題です。二つ上の段落で説明した第二の利用形態は、このことを意識したコンテンツと考えています。いずれにしても、モニタの画面は狭いので、全体の関係が分かる書物の利用も一定した需要があります。これらのことは、つまるところ、コンピュータと言語との複雑な絡み合いで動いていると考えることができます。
2010.12 橋梁&都市PROJECT

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