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12. 実用文書作成と話し方

12.4 エピローグ


12.4.2 コンピュータの利用を考える時代になったこと

 コンピュータの利用が普通になりました。この影響は、人相手の書き方と話し方にコンピュータを介在させる間接的な方法も必要になり、コンピュータを擬人化した相手にした、書き方と話し方が知識として必要になりました。コンピュータが人相手に情報を伝える手段は、従来のように紙に印刷するだけでなく、モニタ上で閲覧する方式が普及してきました。これをハードコピー(hard copy)とソフトコピー(soft copy)と区別します。モニタの画面は狭く、一過性ですので、多くの情報を見ることには向きませんが、即時性の使い方に適しています。今年(2010)の始め、アップル社が発売して携帯端末iPadは、静的な利用を主体ととしてきた印刷出版業界に大きな衝撃を与えています。実は、この予測は以前からありました。筆者は、それを念頭において、実用文書の書き方について、模索と実験とを行なってきました。そのことの要旨を以下にまとめ、この「易しくないコンピュータ言語学」の結び(エピローグ)にします。
2010.12 橋梁&都市PROJECT

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