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6. 文書の作成技術

6.5 体裁


6.5.3 大きな寸法の用紙は折り方を決める

 工業製図は、大版の用紙に描きます。使うときは広げて見ますが、他の書類と共に保存するときには、その書類の外形寸法に合わせた折り畳み方と綴じ方が必要です。これは文書管理に関係しますので、工業製図の規格には参考事項として載っています。地図も大きな用紙を使います。山登りをする人は、地図を見易く広げられるような折りにして、必要な箇所が見えるように納めるケースを使います。長い用紙は短冊に折りますが、折りを嫌うときは巻物(scroll)で使います。日本の折り紙技法では鋏を入れないで折ることが一つの条件ですが、欧米では適当な切れ目を入れて、変化のある折り方と開き方の工夫が試みられています。欧米の書店で売っている都市地図に良くみられます。
2010.6 橋梁&都市PROJECT

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