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5. 形容詞・副詞・助詞の話し

5.3 プログラミング言語の中の形容詞


5.3.2 論理変数で言い換える方法を使う

 数値で言い換えができる形容詞的性質を、その物(object)の属性(attributive)と言います。属性に幾つかの段階があるとき、整数または実数を当てます。二通りの段階でしか区別できない形容詞の対があります。漢字の語幹の対で言えば「美醜、難易、善悪、尊卑」などを表す感情形容詞がそうです。言葉としては、「ない」を付けるか・付けないか「肯定・否定」の言い方をします。例えば「美しい」「美しくない」です。「美しくない」と「醜い」とは同義ではありません。反対でもありません。コンピュータでの表現法は、整数の(1,0)を当てる場合と、論理変数の対(真偽;true, false)を当てる場合とがあります。用語としての、正誤、異同の意義とも少し違います。数の大小で比較をするとき、同じである(等しい)ときと、どちらが大きいか・小さいか(異なる)に二通りありますので、数は三段階で比較をします。言葉としては「大・中・小」「上・中・下」「左・右・中央」「特・上・並」などがあります。数値で言うときは、「大きい・小さい・等しい」を「正・負」と0(ゼロ)で区別します。
2010.5 橋梁&都市PROJECT

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