目次ページ,  前ページ,  次ページ

10. 小径間吊橋の計算

10.2 吊橋ケーブルの計算


10.2.6 左右対称な放物線区間の計算式

 ケーブルは、水平に対してdy/dxの傾きによる角度(β)を持つとします。ケーブル軸力Tは水平反力(H=1)のsecβ倍に、またx軸方向にもsecβ倍の長さに増えます。これを考えると下の式(10.4)になります。直線形のバックステー部分の計算は簡単です。左右対称の放物線区間の計算は、厳密な積分解を前々項と同じように公式集を使うこともできますが、実用には式(10.4)の近似式が簡明です。
2010.1 橋梁&都市PROJECT

前ページ,  次ページ