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8. RC・PCスラブ橋の計算

8.3 弾性床上の梁の解析


8.3.7 撓みと荷重の関係もマトリックスで表す

 式(8.8)は、連続する格点での撓みを階差式の形で表したものです。このままでは分り難いので、式(8.11)と同じように、視覚的なマトリックス表現に直します。パラメータが入り組んだ表現になりますので、パラメータをD0、D1、D2、D3と略記しておきます。

式(8.14)の左辺、(-1,2,-1)の係数マトリックスだけは、(n−1)行×(n+1)列の矩形行列であることに注意します。他は(n−1)行×(n−1)列の正方マトリックスです。定数係数D0、D1、D2は、式(8.14)を見易くするためと、数値計算に利用する便を考えて下にまとめます。

式(8.14)の右辺のMに式(8.13)を代入することで、WとPだけの関係式が得られます。
2009.11 橋梁&都市PROJECT

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