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1. 橋梁設計の実務

1.2. 再現設計計算の趣旨


1.2.2 再現設計計算の大枠的な分類

 橋梁構造物は、工業製品のような大量生産物とは異なり、条件に合わせて個別に設計・製作・架設されます。PC桁などはカタログ化された製品が提案されますが、通常は多品種少量生産物に分類します。しかし、設計も標準化の努力がされていますので、あまり特殊な条件でない限り、定型的な計算手順があります。その大枠は下の表のように分類しました。

既設橋梁安全確認エクセルソフト(平成21年現在)

カテゴリー

種  別

ソフト名

摘  要

適用示方書

大正15年版技術基準

 

T15と言う

昭和14年版技術基準

 

S14と言う

昭和31年版技術基準

 

S31と言う

平成14年版技術基準

 

H14と言う

荷重体系

重量

 

kgf, tf

SI単位

 

N, kN

分配理論

(1,0)分配

 

 

格子理論

 

 

Guyon-Massonnet

GandM

 

構造形式

 

 

 

 





 



鋼桁

単純鋼桁(リベット)

PLDGR

T15,S14,S31,H14

単純鋼桁(溶接)

PLDGW

S31,H14

単純鋼合成桁

COMGD

S31,H14

鋼トラス
(リベット)

単純ワーレントラス(リベット)
パネル数 6,8,10

TRUSA

T15

TRUSB

S14

TRUSC

S31,

TRUSD

H14

RC桁

単純鉄筋コンクリート床版桁

RCBAN

T15,S14,S31,H14

単純鉄筋コンクリートT桁

RCTGD

T15,S14,S31,H14

PC桁

 

単純プレテンションスラブ桁

JISIZ

S31,H14

単純プレテンションスラブ桁(充実)

JISBX

H2,H14

単純プレテンションスラブ桁(中空)

JISTX

H2,H14

単純ポストテンションT桁
主桁本数 3(POSTQ)
4(POSTR) 、 5(POSTS)

POSTQ

S31,H14

POSTR

S31,H14

POSTS

S31,H14




橋台・橋脚
安定計算)

橋台(重力・控え壁・逆T)

SUBST

 

橋脚(長方形・円形・小判形)

2009.4 橋梁&都市PROJECT

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