S.19 Kanji

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 文字の表示は、VBの基本メソッドとしてPrint文があります。これはシステムが準備するビットマップフォントを利用するものです。製図に描きこむ文字はベクトルフォントを使います。これを利用するためには、かなり大掛かりなプログラム開発が必要です。まず、ベクトルフォントのデータを作成します。漢字の字形は数千にもなりますので、そのデータ管理の手法としてランダムファイルの能率的な使い方を工夫しなければなりません。その次に、漢字のベクトルフォントを読み出して、それを作画するサブルーチンが必要です。このような背景のもとに、下のリストにあるようなサブルーチン KANJIが利用できるようになりました。

 KANJIルーチンは、最終的な作図ルーチンとしてDPMOVE/DPDRAWを利用しますので、メタファイルに作図データを保存して再描画ができます。

Public Sub Proc19() 'ExKanji.bas
    Dperas
    Dpwind 10, 10, 25
    Italic False
    Call KANJI(0!, 17!, 2!, 0!, "漢字出力もできます", 0!, 0)
    Call KANJI(0!, 15!, 1.2, 0!, "縦書きもできます", 0!, 8)
    Call KANJI(5!, 12!, 1.2, -0.01, "縦書きもできます", 270!, 8)
    Call KANJI(15!, 17!, 2!, -0.01, "斜書きもできます", 240!, 8)
End Sub

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