目次ページ  前ページ  次ページ

5. 図形と字形の作成

5.2 図形データの構造


5.2.7 文字図形内臓型のプリンタ

 文字を図形として再現するハードウエアがプリンタです。文字種が少なければ、プリンタ側に字形データを用意しておいて、文字コードを受信します。テレタイプ、大型計算機で利用したラインプリンタは、プリンタ側に活字を持っている形式です。16ビットのパソコンが多く利用された時代、ドットインパクトプリンタが普及しました。これには二種類あります。一つは、プリンタ側に漢字を含む文字図形のドットマトリックスのデータをROMとして内蔵して、パソコンから送信される文字コードを元に印刷する方式です。二つ目は、図形としてのビットマップを送信側で作成し、それを送ってドットパターン化する方式です。これは文字だけでなく、任意のグラフィックス図形を扱うプリンタとしても使われ、レーザプリンタやインクジェットプリンタのようなシリアルプリンタで採用されています。

前ページ  次ページ