盗まれた手紙(上の参考文献のQ76より)
これが盗まれた手紙なら、これは盗まれた手紙ではない。この前提から得られる結論は?
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この問題は、「これは盗まれた手紙である」を一つの命題変数Pとし、(P⇒P)を言う文形です。日常の文形ではないので、論理パズルになります。これを、下の記号論理学の演算に直して演算します。
表4.1 (P⇒P)の演算 |
手順番号 |
記号式と演算 |
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演算結果説明 |
�@ |
P |
1 |
0 |
Pの条件 |
�A |
P
|
0 |
1 |
Pの否定 |
�B |
(P⇒P) |
0 |
1 |
PならばPである |
�C |
Q
|
0 |
1 |
Qの否定形 |
�D |
(�B∧�C) |
0 |
0 |
(P∧Q)と同値 |
�E |
P
|
0 |
0 |
Pの否定形 |
�F |
(�B∧�E) |
0 |
0 |
Pの否定形と同値 |
表4.1において、Pの取り得る真偽値が(1,0)の二種ですので、これを2列の真偽値表に並べます。演算は各列ごとに縦に進めます。このときの演算則は、表2.3の論理演算則の表を利用します。演算結果は、�Dで2列とも偽(0)と判定します。これはPの否定ですので、「これは盗まれた手紙ではない」と推論することが解です。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2012」 |