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終わりに


 結論から言うと、本格的なデータベースを、個人のパソコン環境で構築し、閉鎖的に使うことは無理があります。もともと、データベースは、複数の人が利用することを考えたツールが目的だからです。したがって、どこか、共用できる環境にデータベースシステムを置いて、共同利用ができることが理想です。そのためには、同じ目的意識を持った利用者がデータを持ち寄ってデータ量を増やし、システムエンジニアの協力が得られる共用個所の運営が必要です。そのシステムを構築するには、データベースについて、共通した理解があることが望まれます。その中の、かなりの知識が文字処理、また言語学的な常識にあります。そのことを解説した参考書は少ないので、教育利用を考えて、この報文をまとめることにしました。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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