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2. 実践的な資料管理

2.3 画像データのファイル管理


2.3.10 種々の画像ファイルがあること

 藤井資料は、橋梁技術者向けの情報に焦点があります。橋については、一般の人も親しみを持ちます。文学、芸術の、直接・間接の題材としても使われます。画家が橋を直接・間接に画題にしている作品は、藤井資料には載りませんので、別のID番号を付けた画像ファイルにまとめて利用します。日本の浮世絵は、橋が描かれている作品が多いことを、改めて納得できす。また、小説や童話の挿絵には、現実に存在しない仮想の橋を扱うこともします。筆者は、これらを「画家が描いた橋」としてまとめています。まだ公開はしていません。さらに、橋を図柄に持つ郵便切手を、日本だけでなく海外も含めて収集した画像ファイルをインターネットで公開しています。郵便切手の収集を趣味にしている人が多いので、カタログも発売されています。そこには、種類別にカタログ番号があります。筆者は、橋の切手を発行年代順に並べるID番号を私的に決めていて、カタログ番号との対応を付けています。ただし、キャプションが未だ不完全ですので、暇をみて追加したいと思っています。これらの画像は、都道府県別の画像データベースにも利用することにしています。絵葉書などでは、橋の名前や所在地の詳しい情報が分からず、藤井資料に載っていない橋の画像もあります。これらは、雑資料として仮の番号をつけて管理しています。

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