5.6 間接添接

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 板1枚を隔てる毎に、リベットの所要本数を30%増しとします。この説明は3.4節にしてあります。ただし、填材(フィラー)は6mm厚未満までは無視できます。ただし2枚以上のフィラーを重ねることは禁止されています。填材の厚みが6mm以上であれば間接添接と考えます。道路橋では8mm、鉄道橋では9mm以上の填材を使用する場合には、増加させたリベット本数分を填材だけの直接添接に使用すると良い、といる規定が示されています。また、山形鋼をガセットプレートに取り付ける場合などでは、突出側の脚部に添接山形鋼を添えて間接添接にするのが応力伝達上望ましいとされます。この添接山形鋼に打つリベット本数は、どちらかを50%増しにするのが良いとされています。これはDINの規定にありますが、日本では条文化されていません。


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