4.6 リベットの最大中心間隔

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 リベット間隔を空け過ぎると板を綴じる意義が失われますので、リベットの最大中心間隔にも規定があります。

表3 方眼に打つ場合のリベット中心最大間隔
  リベット径
d (mm)
最大中心間隔(mm)
圧縮材応力方向 圧縮材応力直角方向
および引張材
道路橋
鉄道橋
25 170または12t 300または24t
22 150または12t
19 130または12t
t は最薄外側の板または形鋼の厚さ(mm

表4 千鳥に打つ場合のリベットの最大間隔
  リベット径 d (mm) 最大中心間隔(mm)
鉄道橋 25 340 または30t-3g/4
または24t
22 300
19 260
道路橋 25 340 または24t
22 300
19 260
g:千鳥リベットのリベット線間距離
道路橋において、山形鋼に複列で打つ場合

 圧縮部材の部材端では、応力分布を均等にする目的で、上記の制限より密な配置にします。圧縮部材端においては、部材幅の1.5倍の辺間で、応力方向の最大リベット中心間距離は4d 以下(道路橋、鉄道橋)、さらに千鳥リベット配列では8d 以下とするが、リベット線間距離は8t 以下(鉄道橋)の制限があります。


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