3.4 使用鉄筋の算定(S50),(S51)

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 鉄筋の断面積は、理論計算値を満足するように、採用する鉄筋径と本数とを決めます。その計算は、2つの画面(S50),(S51)とデータ入力ウインドウで行います。(S50)は解説です。作業は、(S51)画面から【1】をクリックして表示されるデータ入力ウインドウで行います。

図3.7 配筋の計算の説明画面

 鉄筋配置データの入力と確認とをするテキストボックスは、4段5列になっています。ユーザが設定できるボックス以外はグレイで表示されていて、この値はプログラムが書き込みます。ユーザが、鉄筋径と本数またはピッチのいずれかを入力し、採用断面の計算ボタンを押すと、入力値を元に設計断面の数値が表示されます。この作業は、理論値と計算値とを比較しながら何度も試行することができます。

 鉄筋径の入力はスクロールバーが付いていて、リストから鉄筋の呼び径を選びます。リストにない鉄筋を使いたいとき、例えば丸鋼などの場合には、一本当たりの断面積を入力します。

 鉄筋量は、本数を入力するか、ピッチを入力するか、が切り替えられるようになっています。最初の画面は、本数の箇所のチェックボックスがマークされていて、本数で入力するようになっています。本数を入力すると、右側のピッチが計算されて表示されます。本数のチェックを外すと、ピッチ入力のチェックボックスにマークがつき、ピッチ入力を受付けるようになります。ピッチを入力すると、今度は本数が計算されて表示されます。テキストボックスに数値を設定した後で、採用断面の計算ボタンを押さなければ設定は有効になりません。

図3.8 鉄筋の使用の説明画面

図3.9 データ入力画面を呼び出した場合


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