Wordの印刷レイアウトの作業画面からWEB用に変換したHTMLファイルを作ると、同名のファイル名で、拡張子(.htm)または(.html)のついたファイルと、同じ名前に(.files)の付いたフォルダが追加されることがあって、グラフィックスデータが入ります。ただし、この変換操作では、スタイルシートのファイルを作成しませんので、HTMLファイルのテキスト構造が非常に複雑になっています。これは、属性を、個別の文字列単位ごとに定義するからです。まず、このHTMLファイル単体で共通に使うスタイル名は、<HEAD>〜</HEAD>の中で<STYLE>〜</STYLE>の中にまとめます。さらに、個別の<P>、<H?>の開始タグ、さらには文字列中でも<SPAN>を使ってインラインでスタイルが指定されます。したがって、重複した記述も多くなります。このテキスト並びを軽快で見易くすることを勧めます。この作業は、2.3節で説明したリバースエンジニアリングです。しかし、HTML文書ではファイル数が多くなりますので、筆者は、テンプレートのファイルを作成しておいて、書き込み追加か、部分的な変更をするようにして作業の効率化を図っています。見本として、下の図1と、次ページの図2とを見て下さい。
図1 IEで表示したHTML文書の例:テンプレートしても使うスタイル
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