目次ページ 前のページ 次のページ

HTML文書 作成の手引き

7. 表の作成と応用


7.3 テンプレートのHTMLファイルを利用する

 Wordの印刷レイアウトの作業画面からWEB用に変換したHTMLファイルを作ると、同名のファイル名で、拡張子(.htm)または(.html)のついたファイルと、同じ名前に(.files)の付いたフォルダが追加されることがあって、グラフィックスデータが入ります。ただし、この変換操作では、スタイルシートのファイルを作成しませんので、HTMLファイルのテキスト構造が非常に複雑になっています。これは、属性を、個別の文字列単位ごとに定義するからです。まず、このHTMLファイル単体で共通に使うスタイル名は、<HEAD>〜</HEAD>の中で<STYLE>〜</STYLE>の中にまとめます。さらに、個別の<P>、<H?>の開始タグ、さらには文字列中でも<SPAN>を使ってインラインでスタイルが指定されます。したがって、重複した記述も多くなります。このテキスト並びを軽快で見易くすることを勧めます。この作業は、2.3節で説明したリバースエンジニアリングです。しかし、HTML文書ではファイル数が多くなりますので、筆者は、テンプレートのファイルを作成しておいて、書き込み追加か、部分的な変更をするようにして作業の効率化を図っています。見本として、下の図1と、次ページの図2とを見て下さい。

図1 IEで表示したHTML文書の例:テンプレートしても使うスタイル
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

前のページ  次のページ