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HTML文書 作成の手引き

4. HTMLタグの意味と機能


4.6 行単位のスタイルの指定を理解する

 表3の、文字単位のスタイル指示された文字並びを、行の中で配置する方法を設計します。ページの横幅を一単位とした(line)の使い方です。ウインドウの表示領域(フォーム)を用紙領域として、上下左右の余白(margin)を指定することができます。一行分の横幅を複数の領域に分ける方法を使うと、見栄えのよい画面表示になります。用紙に印刷するときは、段組み(段落と間違えなように)と言います。横書きの文書ではカラム(column)です。HTML文書では種々の方法を使うことができます。簡単な方法は、表枠を使う方法です。行単位に文字列を書き込むとして、文字並びの種類が二つあります。見出し(ヘッダー:header)と本文段落(パラグラフ:paragraph)です。本文に使う活字寸法はデフォルトで決めます。ヘッダーは活字寸法を指定することもできますが、デフォルトでは本文の活字寸法を基準として或る高さ比の寸法系列が指定されます。行の高さはこの高さで決まります。HTML文書では、枠単位の背景色と文字色を属性で指定することができます。

表4 行単位の文字並びのスタイル指定
タグ 日本語での意味 元になる英語
<BODY>〜</BODY> 用紙領域の使い方を指示します。属性として重要なものが余白を定義することです。 body of report
<DIV>〜</DIV> スタイルシートで文字集合単位を区別したいときに、主に使います。 division
<H1>…<H6>〜</H1>…</H6> 見出し文字並び header
<BR> 改行指示。終了タグ</ >はありません line break
<HR> 水平線を挿入します。終了タグはありません。 horizontal rule
<CENTER>〜</CENTER> 中央揃え センタリング 右揃えなどはALIGN属性で指示します。 center;アメリカ英語であることに注意します。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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