9章 幾何モデルの保存と利用
FSSAVE.BAS
9.1 データ保存用のファイル
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NUCE_BASIC+GEOMAPが実行状態になると、一種の疑似OSがコマンドの実行、テキスト編集、ファイルなどの管理を行ないます。ファイルの利用は、5通りあります。
- NUCE_BASICのプログラムを、SAVEコマンドでファイルに保存し、それをLOAD/MERGEのコマンドで呼び出して実行させる。
- DECKコマンドでキーボードからの入力をバッチファイルからの入力に切り替える。
- あらかじめOPEN文で指定したファイルから、INPUT#文でファイルデータを読み込む。
- LOGONを宣言して、すべてのキーボード入力データとテキストモニターへの出力をログファイルに書き出す。この機能があるため、プリンタへの直接書き出しをサポートしていません。
- 幾何モデルのデータそのものを、FSSAVEコマンドでファイルに保存し、FSLOADコマンドで再構築する。
- この他にグラフィックスデータをメタファイルに書き出すことも考えられますが、これは元のOSの機能とからんで、まだ一般的ではありません。
幾何モデルの保存と再利用には上の(1)と(5)と二種類の処理が普通です。この章では(5)について説明するものです。特に、利用度の高いモデルは、毎回合成する処理よりも、モデルのデータをカタログのように保存して利用する方が便利です。コマンドのPHEDRAは、現在は毎回合成するプログラムですが、将来はファイルにカタログ化する予定です。
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