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EXCEL文書作成の手引き

1. ワープロとしてのEXCEL画面設定


1.2 EXCEL作業画面の概要

 EXCELの作業画面の例(図2)を簡単に説明しておきます。詳細な解説は、次項以降です。作業ウインドウ左側の白抜き部分がそのままのスタイルで印刷出力されます。印刷スタイルは、文字位置が縦に揃い、イコール記号も縦に揃えてあります。グラフィックスもオブジェクトとして挿入できます。EXCEL本来の枠付きの表形式が下に見えています。この全体は、実用文書として、そこそこに、体裁を整えたプリントを作成することができる便利さがあります。しかし、ワードプロセッサのような細かな組み版ができませんので、EXCELが提供する機能の範囲でレイアウトをデザインします。右側の灰色部分は、ユーザ向けの案内表示・作業に使うデータのメモ記録・印刷領域では省く計算個所、などに使い、印刷ページ数の増加を抑えます。これと対照的に、汎用言語を使って数値計算をすると、結果の印刷リストとプログラムリストとが別ファイルです。この方式は、ソフトウエア全体のブラックボックス化と繋がりますので、教育目的だけでなく、技術移転の立場からも好ましくありません。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2011」

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