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10. 幾何モデルのデータ構造の概説

10.3 幾何モデルで使うリストセル


10.3.5 目次に相当するスタックを準備する

 コンピュータを利用するとき、ファイルの保存場所を検索する作業が頻繁に行われます。ファイル名を保存する場所がフォルダです。フォルダ単位もリスト構造です。論理的にはツリー状に組み上げられていて、深いレベルまで順に探索ができます。この探索手法はポインタ方式です。現在のパソコンシステムでは、マウス操作だけでも探索操作ができますが、古典的にはキーボードからコマンドを入力して制御します。DOSのオペレーティングシステムでは、DIRです。フォルダの中身を目次表、つまりリストの形で表示します。この表示は行単位のデータを縦並びで積み重ねたような構造ですので、別名としてスタック(stack)と言います。名前順や、登録した日付順などに並べ変えて、見易さ・使い易さが工夫されます。この見本は、パソコンではエクスプローラとしてお馴染みの画面です。この取り扱いはソフトウエア的に種々研究されていますが、GEOMAPの幾何モデルのスタック構造は、単純な構造で設計しました。
2008.10 橋梁&都市PROJECT

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