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8. 二直線の交点計算と応用

8.2 代数直線の交差判定


8.2.3 距離もしきい値を決める必要があること

 直線の交差を判定するときには、二直線の成す角度についての最小値をしきい値として決めておく必要がありました。説明の都合上、長さの単位にmm, kmを例示しましたが、角度は無次元の数値です。しかし、寸法を扱うとき、二点間の距離がどれくらいのときに同一点と見るかの限界を約束するときは、長さの単位を決めた上で、最小長さをしきい値にしなければなりません。つまり、角度と長さとでは、しきい値の扱い方が変わります。仮に1mmを長さの最小単位にするときは、丸めの限界として0.5mmがしきい値です。これを踏まえておいて、長さの単位にmを使うと、しきい値の数値は、0.0005になります。
2008.8 橋梁&都市PROJECT

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