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10. 小径間吊橋の計算

10.4 階差式を使う表し方


10.4.5 相対的に中央格点の撓みを求める

 図10.7は、引張軸力を受ける梁の力学モデルに対して、集中荷重だけが格点に作用する場合の条件を示したものです。弾性条件を、式(10.6)と式(10.9)を使って、二階の階差式の形にまとめます。

定数項R2は、式(10.15)を代入します。視覚的には、マトリックスの形にしておくと、MS-EXCELの表計算をするときに分り易い表現になります。

上の式で、左辺の(-1, 2, -1)の係数マトリックスの逆マトリックスをTWをと略記し、Mに式(10.18)を代入することで、荷重Pと変位Wの関係を表すマトリックス表現が得られます。
2010.1 橋梁&都市PROJECT

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